以前から話題になっていた、香川県のゲーム依存を防止するための条例について新たな情報です。
なんと、この条例は香川県議会で採決される見通しとなりました。
そうすると気になるのはいつ採決されるかです。
今回、集めることができた情報でお伝えします。

この条例で本当に問題が解決するのかな?
香川県のネット・ゲーム依存防止条例が採決はいつ??
2020年3月18日の香川県の定例県議会の本会議に提案して採決する方針となりました。
さらに、この条例は可決する見通しという報道まで出ました。
これは2020年3月12日香川県で開催された、第7回ネット・ゲーム依存症条例案に関する条例検討委員会で
パブリックコメントに基づき、委員会で議論の結果決まった方針だそうです。
この条例は18歳未満の子どもに対して、1日あたりのコンピュータゲームの利用時間を
平日は1日60分、休日は90分までに制限することを盛り込んだ内容でした。
この条例が発表されたときは批判が多く出ていましたが、ついに採決、
さらには可決見通しという情報が流れたことに驚いています。
どのような議論が行われたのかが気になりますが、今回の委員会では討議が非公開となり、
会の概要がわかる資料までも非公開になってしまったそうです。
今までの委員会ではなかった対応だったそうです。
今まではオープンだったのにも関わらず、なぜ閉鎖的に議論をしてしまったのでしょうか。
何か後ろめたい理由でもあったのではないかと勘ぐってしまいます。
このゲームを規制する条例は全国初のため、注目を浴びています。
できれば採決の前にオープンな場で議論内容の開示や説明をしてほしいなと感じます。
パブリックコメントは驚きの結果に!
香川県が県民を対象にしたパブリックコメントと呼ばれる意見公募で
約86%がゲーム依存防止条例に賛成したそうです。
86%という数字を聞くとかなりのインパクトがあり、
香川県の県民はこの条例に概ね賛成なのかなと感じてしまいます。
しかし、この数字を詳しくみていくと更にさらに驚きます。
パブリックコメントには2613人が意見を寄せたそうです。
このうち、賛成が2268人で全体の約86%、反対が333人で全体の約14%となります。
香川県の人口は2019年10月時点で約95万人となっています。
この数字は子どもも含みます。
非常にざっくりとした単純計算になりますが、パブリックコメントには香川県民の約0.2%が回答し、
そのうちの約8割が賛成したことで、今回この条例は可決する方針に決まったようです。
確かに意見を表明しない人が悪いという面もあります。
政治に関心がない人も多いことと思います。
しかし、政治に関心を持たない事で今回のような批判が多く出ている条例が、
議論もあまりされずに可決されてしまうのは残念に思います。
一方、通信またはゲーム業界に従事する関係者の意見も求めており、
意見した県内外の73の団体と事業者のうち、賛成は1団体、反対は68団体になったそうです。
こちらの数字も決して多いとは言えませんが、委員会ではこの数字も使って議論されたのか気になります。
ぜひ香川県には、今回の委員会の議事録や議論の結果を詳しく説明してほしいなと思います。
ゲーム依存・防止条例が可決されるとどうなる?
条例案には、県民を依存症に陥らせないため市町や学校と連携して
啓発活動を行うことを県の責務と規定しているそうです。
となると、条例が施行されると香川県では各学校や県のイベントで
ゲームは1日60分とするという話が子どもたちに向けてされることが予想されます。
2020年3月12日時点では今回の委員会を経て、素案がどのように変更されたかや
議会に持っていく案はどんなものかは発表されていません。
したがって、この条例を違反したことによる罰則等は分かりませんでした。
3月18日に行われる県議会本会議かそれまでには、概ね分かると思われます。
よって今後の出てくる情報に気になっている方は注意が必要です。 分かり次第追記します。
まとめ
香川県のネット・ゲーム依存防止条例が採決が3月18日に行われる予定であり、しかも可決される見通しです。
今回開催された委員会は透明性が以前よりなかったことは心配です。
本当に可決されるのかは、当日の議会になるまで分かりません。
3月18日の香川県の議会は再び話題や注目も浴びそうです。

この条例の行方は他の都道府県に影響を与えるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。