将来の教訓として残すための「歴史的緊急事態」に新型コロナウイルスが指定されます。
これにより、新型コロナウイルス関連の会議は議事録が残ることが義務になります。
なぜ、議事録を取ることが義務になるのか気になりませんか?
今回はこのことについて調べました。

議事録の義務化って、いつもは議事録の作成は義務じゃないのかな?
歴史的緊急事態制定でなぜ議事録をとることが義務化?
2020年3月10日公文書管理のガイドラインに基づく「歴史的緊急事態」に北村誠吾改革担当相に指定しました。
これは閣議の了解を経て北村大臣が判断し、指定しました。
これにより、新型コロナウイルス関連の会議録を原則3ヶ月以内に作成されることが義務付けられます。
今後政策決定を行う対策本部について、開催日時、場所、出席者、議題、発言者と
その内容を記載した議事録を作成する義務が生じるようです。
このニュースを聞いて驚いたことは、国会議員の会議では議事録が作られない可能性があることです。
一般的に会議を行うと議事録を作ることは当たり前だと思っていました。
確かに国会議員の会議には機密事項等もあり、記録に残すことが難しいことがあるかもしれません。
しかし、記録を残すことで責任の所在や過去の教訓として振り返ることが可能です。
今後新型コロナウイルスに関しては議事録がしっかり残るそうですが、
他の会議についてもしっかり議事録は残してほしいなと思います。
決して自分にとって不都合だから議事録は残さないという姿勢は改めてほしいなと感じます。
歴史的緊急事態はいつ以来?
歴史的緊急事態は、今回の新型コロナウイルスが初の指定になります。
過去に歴史的緊急事態に指定されたものはありません。
これは驚きですよね。 なぜ歴史的緊急事態が制定されたのか。
きっかけは東日本大震災です。
東日本大震災で行われた政府会議では議事録が作られていませんでした。
これを問題とした当時2012年の民主党政権時代にガイドラインの中に歴史的緊急事態の内容が盛り込まれました。
東日本大震災の時の政府会議の記録が残っていないなんて驚きの話です。
将来の教訓として記録にしっかり残してほしいと思います。
記録を残せば、委員会や会議で議事録の有無について答弁する時間がなくなり、
本質的なことに時間をさくことができます。
今回の歴史的緊急事態にしてされたものに限らず、他の会議も可視化してほしいです。
しかし、この歴史的緊急事態には抜け穴があると指摘している人がいます。
そのような抜け穴を使わず、政府には正々堂々と新型コロナウイルス関連会議の議事録は作成してほしいと考えます。
まとめ
新型コロナウイルス関連の会議で議事録の作成が義務化される「歴史的緊急事態」が制定されました。
今後、新型コロナウイルス以外でも議事録は残してほしいなと思います。
機密事項もあり難しいところもあるかもしれませんが、透明性や将来の教訓とするためにも
しっかり記録をつけることを国会議員さんにはお願いしたいです。

しっかり記録を残してほしいです
最後までお読みいただき、ありがとうございました。