世の中には、キャリアや生き方という問題に関して様々な書籍が出版されています。
ですが、これから紹介する本はちょっと特殊です。
父親が娘に向けてキャリアや生き方についてまとめた原稿が本のもとになっています。
この本はこんな人におすすめです。
・働き方や生き方に迷っている人
・自分の子供や周りで社会に飛び立とうとしている人になにか言葉をかけたい人
・森岡さんが敏腕マーケターになれた考え方を知りたい人
父から子に向けたメッセージが中心ですが、万人に通用するメッセージがたくさんあります。
そんな『苦しかったときの話をしようか』という本の紹介です。
森岡毅さんって?敏腕のマーケター!
1972年生まれの森岡毅さん。
神戸大学を卒業後、P&G社に入社します。
ここで様々な経験や知識を身に着け、2010年にユー・エス・ジェイ社に入社しました。
当時のUSJは人気のあまりない状況で経営は窮地に立たされていましたが、
革新的なアイデアを次々に発案実行し、
わずか数年で現在の人気を誇るくらいまでV字回復を達成します!
2017年にUSJを退社し、マーケティングの精鋭集団となる「刀」を設立しました。
現在は、数々のプロジェクトを推進しながら活躍中です。
まさに、森岡さんは敏腕マーケターとして世の中に知られています。
苦しかったときの話をしようかの概要
この本は森岡さんが自身の娘さんに向けた働き方についてまとめた文章が元になっています。
だからこそ、父としての本音が述べられており、一つ一つの言葉がしっかり伝わります。
前半部分は、フレームワークや方法論などの働き方について自分自身が実践できる内容です。
実際に実践すると、自分の働き方や能力を見つめることができ、
次なる行動の1歩が見つかると思います。
また後半部分は、森岡さんが経験した苦しかった時の話が盛り込まれており心を揺さぶられます。
今の境遇に悩んでいる人はこの話だけでも読むことで、勇気がもらえるはずです。
この本の印象に残ったところは?
行動変化には時間がかかるからこそ、最初からすぐに変われないことを覚悟し、
時間がかかることを織り込んで、変わる努力を継続することという言葉です。
人間はなかなか変わることができません。
本書では変えようという意識変化から行動が実際に変化するまでの
タイムラグに耐えられず変われない人が多いと述べています。
なかなか変われないからこそ上記の言葉を知ることは大切だと思います。
知識があるかないかで心のありようすら変化することがあるからです。
変わりたいと心から思っている人、なかなか変われず悩んでいる人は
上記の言葉は心のなかにおいてほしいなと思います。
そして、キャリアに悩む人は前半部分の知識で自分を見つめ直してみるのがおすすめです。
新たな知識を得て、実践することで見えてくるものがあります。
この本からは行動することが大事だなと強く思わされました。
苦しかったときの話をしようかまとめ
森岡さんが自身の娘さんに向けた働き方についてまとめたものが元になっているこの本は、
・働き方、人生観に新たな発見が見つかる本
・自分のキャリアや境遇に悩んでいる人に勇気を与える本
・行動の大切さや自分は選べるということが分かる本
となっています。
自分の人生に迷ったときにはぜひ読んでほしい本です。
就活生や社会人は一度は読んでおくことをおすすめします!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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