世界のエリートが美意識を学ぶのはなぜだと思いますか?
きっとさまざまな理由が思いつきます。
しかし、 論理的思考を学ぶほうが良さそうに思えます。
そんな疑問に、この本を読むと答えがわかる上に理由に納得すると思います。
この本はこんな人におすすめです。
・世界のエリート達と同じ土俵に立ちたい人
・未来で少しでも有利に立ち回わりたい人
・なぜ美意識を学ぶのか検討がつかない人
今回は、世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのかを紹介します。
山口周さんについて紹介します
山口周さんは1970年生まれであり、
外資系コンサルティング会社でシニア・パートナーを務めていました。
大学では哲学を、大学院では美術史を専攻しています。
現在は本の執筆やワークショップの開催など活躍は多岐に渡っています。
他の山口周さんの著作には、
・ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式
・武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50
・外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術
などがあります。
この本のポイントはここ(高まるアートの重要性)
世界が不安定、不確実、複雑、曖昧さが深まってきたことで変化が3つ起きています。
1.論理的アプローチより全体を直感で捉える感性や打ち手を内省的に作る構想力や想像力のほうが有用ではないかという議論が始まっています。
2.世界の市場が自己実現的消費へ向かいつつあることで人の承認欲求や自己実現欲求を刺激するような感性や美意識が重要になりつつあります。
3.ルールや法律の制定が実態よりも遅くなっていますことで、自分たちで考えて自制する力が求められてきています。
このような状況下でなぜ美意識が重要なのかということが
章立てになっており、分かりやすいです。
従来の考え方と新しい考え方が対比構造になっているため、
より美意識の重要性が伝わります。
この本自体も最初に仮設の答えが出され、その後に理由や根拠の深堀りが行われているという点で
忙しい人でも読みやすい工夫がなされています。
事実、世界の人たちはこのような世界で勝ち抜いていくために美意識を鍛え始めているそうです。
特に、世界の美術系大学院のプログラムにグローバル企業の幹部候生が参加するという機会が増えておりトレンドになっています。
自分の人生の一つの指針になると感じます。おすすめです。
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか』まとめ
この本は
・美意識を鍛える理由が合理的で世界の変化に適応するためということが分かる本
・ますます美意識が重要になるのではいかと考えるきっかけとなる本
・自分の人生の方向性の一つの指針となる本
ではないかと思います。
文章が読みやすく工夫されているので、
評論に抵抗がある人も一度はトライしてほしい作品です。
興味のある方はぜひよんでみてください。
こんな考えもあるのかと唸ると思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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