緊急事態宣言をWHOが過去に発表したのはどんな病気?

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2020年1月31日、WHO(世界保健機関)から新型コロナウィルスに対する緊急事態宣言が発表されました。

理由については、ウィルスが医療体制の脆弱な国に広がる恐れがあるからと回答しています。

緊急事態宣言って名前だけ聞くと何か危ないイメージがわいてしまいます。

WHOは過去にどんな病気で緊急事態宣言を発表しているのでしょうか?

話題になった事がある病気が多いのでしょうか?

WHOが過去に発表した緊急事態宣言とは?

WHOは、過去10年ほどで5回緊急事態宣言を発表しています。

ひとつ目は、2009年4月新型インフルエンザが世界中で猛威を奮ったさいに発令されています。日本でも流行っているため覚えている人も多いと思います。

次に発令されたのは、2014年5月のパキスタンやシリアを中心に流行したポリオと呼ばれる小児まひです。

その3ヶ月後の2014年8月にはギニアなど西アフリカを中心に世界中を恐怖に陥れたエボラ出血熱です。

日本では発症者がいませんでしたがアメリカなどでは発症者が発生し、大きな話題になりました。

その後、2016年にはブラジルなど中南米を中心にジカ熱に対して緊急事態宣言が発表されています。

2019年、コンゴ民主共和国でエボラ出血熱が流行した際も緊急事態宣言は発表されました。2014年と同じ状況になるのではという不安感がありましたが、世界的な流行にはなりませんでした。

そして今回、2020年1月31日、中国武漢を中心に世界中に猛威をふるい始めている新型コロナウィルスに対して緊急事態宣言が発表されました。

過去10年ほどに今回で6回目となると意外と多いなという印象です。

これ以上新型コロナウィルスの拡大を防ぐきっかけとなる緊急事態宣言となって欲しいです。

緊急事態宣言とはいったいなに?

WHOが発表する「緊急事態宣言」という言葉は実は正確な言い方ではありません。

正確にいうと、「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を宣言する事です。

WHOがこの緊急事態宣言を出す際は、「国際的に病気が広がり、他国の公衆衛生に影響を与える可能性」と「緊急事態性」を加味されて、事務局長によって発表されます。

この緊急事態宣言は、拘束力はありませんが、国際的に病気について広く周知できるメリットがあり、自国の公衆衛生向上や病気に対してより迅速な対応を取られる可能性を上げる事ができます。

特に新型コロナウィルスは何度か非常事態宣言が検討されましたが延期されていました。

流石にここまでの流行の広がりがあると発表した方がいいとなったのだと思われます。

緊急事態宣言は事態解決のきっかけになるのか【まとめ】

非常事態宣言が発表された事で、各国新型コロナウィルスに対する対策が強化される可能性は大いにあります。

未だ収束の気配を見せず、まだまだ広がり感染者が増え続けています。

日本でも日に日にコロナウィルスの感染者が見つかり、人数も増え始めてきました。

まずは自分の身の回りでできることからコロナウィルスの予防を始めていきましょう!

冷静に行動する事が大切!

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