落合監督は在任中、全シーズンでチームを3位以内に到達させた名将であり、
組織の動かし方を熟知したプロです。
そんな実績抜群の落合博満さんがビジネス書を出版されました。
この本はこんな人におすすめです!
・野球ファンで落合監督はなぜあんなに勝てたのかを知りたい人
・野球は知らないが、人や組織の成長についての考えを知りたい人
・自分の人生を見直すきっかけがほしい人
この本は野球マニア向けの本ではと思い、読む気はありませんでした。
しかし、機会があって読んでみると驚愕です!
この本は野球マニア向けではなく、ビジネスマン向けのビジネス書であることに気がつきました。
今回はそんな 落合博満さんの『采配』という本を紹介します。
落合博満ってどんな人?
選手の時代
1979年ドラフト3位でロッテオリオンズに入団し、
中日ドラゴンズ、読売ジャイアンツ、日本ハムファイターズと移籍し活躍しました。
落合博満さんは1シーズンで打率、ホームラン数、打点でリーグ1位の成績を取得する三冠王に3度輝きました。
三冠王は日本プロ野球の歴史上7名しか達成していませんが、
三冠王を3回獲るという記録は2020年1月時点でも破られることのない、日本プロ野球歴代1位の記録です。
また落合博満さんはプロ野球界で日本人初の1億円プレイヤーとなっています。
このように落合博満さんは野球面でも交渉面でも凄腕プレイヤーであったと言えます。
監督の時代
2004年から2011年まで中日ドラゴンズの監督となり指揮を執っていました。
落合博満さんの采配はオレ流と呼ばれ賛否両論も巻き起こりますが、
すべての年でチームを3位以内、リーグ優勝は4回、日本シリーズは1度優勝という実績が物語るように、
中日ドラゴンズの黄金期を作りあげたといっても過言ではありません。
歴代の日本プロ野球監督の中でも抜群の実績を残しました。
監督をやめたあとはGMをやったり講演会などを行っています。
この本のオススメポイント
野球で培った落合博満さんの経験、考えが野球に限らず多くの人に参考になるように記載されている点が良いです!
確かにこの本は野球の例も出てきます。
しかし、多くは野球に限らない普遍的な考え方や哲学が書かれています。
そのため野球のことが全く知らなくても読むことが可能です!
読み進めていくうちに印象に残る言葉がきっと生まれます。
例えば、私なら以下のような言葉たちです。
・「心技体」ではなく「体技心」
・1流になるには自力でなれるが、超一流になるに協力者が必要
・相手の気持ちに寄り添いながら自分の考えを伝える
・いつもと違うにどれだけ気づけるか
これらの中には野球の例がほとんど混じっていないものもあります。
どうしても話の例が野球に偏ってしまうのは落合さんが野球を通じて考え、
経験したことをベースにしているためだと思います。
ですが、落合さんの考え方や哲学は組織や自分の成長を考える際に参考になる部分が多いです。
ぜひ一度読んで落合さんの考えに触れてほしいなと思います。
落合博満『采配』のまとめ
『采配』という本は
・野球ファンだけでなくビジネスマンにもとてもおすすめです。
・人の成長、組織の成長を考える上で、参考になる部分が多くあります。
・自分の人生を見直すきっかけになりうる本。
となっており、気になる方はぜひ読んでみてほしいです。
野球マニア向けではという先入観を捨てて、 新たな考えを自分にインストールしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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