潜在看護師になるのは育児や職場環境悪化が理由?潜在看護師の人数や割合も意外と多かった!

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新型コロナウイルスの影響で病院で働く人達の

数が足りないという問題がクローズアップされました。

そのときに潜在看護師に復帰を

呼びかけているのを見かけました。

潜在看護師何しているか、

看護師を離職した理由や人数割合を調べました。

看護師さんも足りなくなってきています

潜在看護師とは?

潜在看護師とは、

65歳以下で看護師資格を持っている

にも関わらず病院や診療所などの

臨床の現場で働いていない

看護師さんを指します。

つまり、看護師資格を持っている人が

何らかの理由で看護師の仕事を

辞めている人です。

新型コロナウイルスが発生した2020年には

現場の看護師不足から

潜在看護師の臨床現場への

復帰の呼びかけや

実際に現場に復帰した看護師も

いるようです。

潜在看護師の数や割合は?

潜在看護師の数や割合はどうなっているのでしょうか?

平成26年(2014年)に厚生労働省が

「看護職員の現状と推移」という資料を公開しています。

資料はこちらです。

その資料によると

平成24年では、

看護師として働いている人が約154万人、

潜在看護師が約71万人いるそうです。

看護師:潜在看護師は2:1の割合になります。

つまり3人に1人は潜在看護師と考えられます。

思った以上に多い印象です。

また潜在看護師から就職した人が約14万人、

新しく看護師になった人が約5.1万人、

看護師を辞めた人が約16万人いるそうです。

そうすると、平成24年は約3万人看護師が

増加したことになります。

しかし、近年は看護師の需要が

増えており、看護師不足が懸念されています。

新しく看護師を採用する一方で

潜在看護師に復職してもらおうと

考えている方も多いようです。

潜在看護師の離職理由や今何をしている?

潜在看護師の離職理由や今何をしているのでしょうか。

同じく厚生労働省の「看護職員の現状と推移」によると、

看護師として退職経験のある人の退職理由に

  1. 妊娠や出産育児のため
  2. 自身の健康
  3. 職場環境の悪さ

といったことがあげられています。

妊娠や出産育児のため

2018年の統計によれば、男女別の看護師の割合は

男性看護師が約8%、女性看護師が約92%となっています。

男性看護師が増加傾向にあるそうですが、

まだまだ看護師は女性中心の職業と考えられます。

そうすると、妊娠出産といったことがあると

看護師の現場から離れてしまう人が多いようです。

このような人たちの中には

子供が成長したら、看護師として復帰したいと

考えている人もいます。

しかし、実際に復帰しようとしたときに

看護師を離れていたブランクや

技術面で不安を覚える方も多いようです。

労働環境の悪さ

勤務時間が長いことや夜勤の負担といった

労働環境の悪さから看護師を辞めてしまう人も

多いようです。

また看護師内の人間関係に疲弊して

看護師をやめるといったこともあるそうです。

このような労働環境への改善が

今後行われない限り、

潜在看護師となった方が

もう一回復帰しようとなるのは

難しいのかなと感じました。

潜在看護師は何してる(まとめ)

今回は潜在看護師について調べました。

様々な理由で看護師を辞め、

潜在看護師になっているようです。

今回の新型コロナウイルスだけでなく、

看護師の需要自体が増えており

人材不足が懸念されています。

潜在看護師が復職しやすい環境整備や

働いている看護師が長く働けるような

環境づくりを進めてほしいなと思います。

潜在看護師の方の力になるような政策も増えてほしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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